大容量バッテリーにLEDつないで爆発??
視聴者様からのご質問
もくじ
大きな容量のバッテリーでも大丈夫?
30Aや100Aの大容量のバッテリーなどに
0.02Aしか流さない、こんな小さいLEDつないで燃えませんか?
と、2022年4/19日お電話にてご質問ございました。
電圧と電流の関係を説明してる記事はありますが、
素人言葉?初心者にもわかりやすく?となると、NORIの出番ですな(^^)
結論、どんだけデッカイ電源でも問題なし!
ではさっそく初心者言葉で、解説していこう!
電圧は要注意!電流は気にする程度でOK
電圧とは、位置エネルギーみたいなもので例えられる。
iPhoneを1mの高さから落下させるのと10mの高さから落下させるのでは、壊れ方が劇的に違う。
1mより10mの方が落下速度が加速して早くなり、地面に落ちた衝撃はとてつもない。
100mならもっとだ!
これを電圧で言うと、
1Vの威力と、10Vの威力、そして100Vでは触るだけでビリビリ!痛いです。
なので電圧に対しては、抵抗を入れてLEDを保護する。
こんなイメージで考えてもらえればOKです。
2.2VのLEDでも抵抗とダイオードさえ入れれば、100Vコンセント直でも点灯します(^^)
AC100V-2.2V=97.8V AC(家庭のコンセントは交流)整流ダイオード絶対必須なのでダイオードの電圧降下0.5V引くと
97.8-0.5V=97.3V
97.3V÷0.02A=4865Ω なので5000Ω入れればOK
5000なので単位変えて、5KΩという
実際は手に入りやすい5.1KΩを使う。
作業場でちと汚れてますが、10KΩでやってみた↓
良い子は絶対真似しないでください。
AC100Vは間違えると感電死します。火災にもなります!
バッテリーなどの電流(A・アンペア)は取り出せる量
一方、電流値は入ってる電気の量って感じ。
お米を入れる米びつみたいなものがバッテリーで
容量1Aならお米に例えると、1Kg
容量10Aなら お米10kg
容量30Aなら お米30kg
容量100Aなら お米100kg
電流とは、どれだけ取り出せる電気があるのか?の意味で、
お米なら、毎日100g食べて、1kgなら10日
30kgなら300日もつなぁ、、、って感じ
お米はお米なんです。
その通りで、入ってる容量なので、
たとえ12V100Aの大きいバッテリーでもLED1本点灯できます!
ご理解できましたでしょうか?(^^)
小さい電圧の高い電池は速攻で電流(A)なくなります。
だから9Vの電池は中に1.5Vのミニ電池が6個入っています。
1.5×6=9V
単5サイズの12V電池はミニボタン電池が8個入っています。
1.5×8=12V
この中に入ってる電流の量・電気の量は米粒ちょいですから。。
Comment
AC100vでLEDの点灯ですが整流ダイオードを入れずに抵抗5.1kΩだけで点灯したのですが、このまま使い続けても大丈夫ですか
整流ダイオードは何Aアンペアを入れたら良いですか
LEDのスペックによりますが、抵抗はしっかり計算されて下さい。
その前提で、ダイオードは必須です。
点いてるとしたら、奇跡ですが、いずれ切れます。
ダイオードもLEDの消費電流により異なります。