サワガニ飼育STEP1・夏休みの定番水生生物
もくじ
快適に水生生物を飼おう
山の小川で子供達が捕まえてきた。魚は泣く泣く全部逃がしたらしい。。
私も子供の頃はザリガニ100匹、サワガニ100匹とか捕まえては翌日全死亡事件を延々と繰り返して居た身なので。少々気がとがめるが、そのまま簡易水槽で飼うとすぐ死ぬし、すぐ水は腐敗する。しかたない。。水槽立ち上げるか。。と、父ちゃんのDIY開始である。
近くのカインズホームで揃えた水槽
外掛式フィルター(ろ過装置)と水槽のセットである。¥3980-税別
外掛敷のフィルターです。これで良いろ過は絶対期待できません。。なぜならバクテリア生息面積がこんな小さいペーパー部分だけなので。
これがフィルターの全パーツ
水槽をさっと水洗いします。
水生生物を飼うとは、バクテリアを飼うことである。
魚や、ザリガニを簡易飼育水槽で飼うとすぐに水が腐ったり生物が死んだりしますよね?
これは当然の結果なんです。
彼らはその水の中で、食事もすれば、排泄もします。水は数時間で汚れまくります。
水槽という限られたスペースに排泄物などをキレイにする。ろ過装置を組めば比較的快適に飼育できます。
比較的どころか100倍快適です。水が透明でも劣悪な水質と言うこともあります。
濁ってたり少しでも臭かったりすると正に劣悪な環境という事です。
水槽では、食べ残や排泄物などによりアンモニアが発生します。
アンモニアを分解する微生物→バクテリアが発生します。
バクテリアはアンモニア(強毒性)→ 亜硝酸塩 (毒性)→ 硝酸塩 (無害)
アンモニアを分解するバクテリア
亜硝酸編アショウサンエンを分解するバクテリア
この2つのバクテリアが水槽内でしっかり繁殖すれば、水性生物は限りなく快適に無臭で飼育できます。
バクテリアは何処に好んで生息するかと言うと、水流がしっかりある砂の中という事になります。
なので底面フィルターは効果絶大なのです。今回入れる南国砂は8kgです。この砂全部ろ過バクテリアの住処になるからです。
外掛式のフィルターの面積の何十倍も面積が大きいです。
住んでるバクテリアの数=安定した飼育環境と言えます。
水槽に底面フィルターを使って水流を作れば簡単です。
底面フィルターの上に敷く砂利にバクテリアが勝手に繁殖してくれます。
実際に水槽を組んでみよう!
こういう入れるだけで便利なものはNORIは使いません。
カルキ抜きは使用して下さい。それは1日以上汲み置きした水道水を使って下さい!
水道水直接は絶対入れないで下さい。バクテリアも生物も死滅します。
NORIは脱塩素完璧なNSF規格浄水器で直接入れます。
善玉菌はこれから水槽で自然繁殖させて飼いますので不要です。
この手のバクテリアを20年前0.1g¥5000-とかで買わされて、亜硝酸塩が無くならない。。と言うたびに数万円買った。
その後、バクテリアなんて生物に付いてるので環境さえ整えれば問題ないという高い勉強をした。
この底面フィルターこそが絶大な効果を発揮する。
60cm水槽でこれと上部式フィルターを活用すれば
10cm程度の亀二匹を水替え無しで2ヶ月以上無臭でおさえられる。
ただし!硝酸塩が増えるので10日に1/3程度水を変えてやります。
底面フィルターを開梱していきます。¥780~ 効果絶大なのに安いんです。
水中ポンプで汲み上げて使う予定でした。
右端のがエアーポンプの力で水を底面から汲み上げるスライドパイプです。上部に吹出口が付いています。
南国砂を水道水でしっかり洗う
5kg¥480-
底面フィルターを相性の良い安くて安心な南国砂を使います。この砂自身がバクテリアの住処になります。
バケツに投入します!
濁りが出なくなるまで、ひたすら洗います。
水槽を組み上げます
底面フィルターを水槽の形に合わせて組みます。
底面フィルターは好きな大きさに変形できるものが多いです。
水槽底部に置くだけです。水槽の端まで底面フィルターが無くても大丈夫です。
南国砂投入
手で適当に平らにすればOK
水中ポンプ設置断念
この水中ポンプで底面フィルターからの水を汲み上げて外掛け式ろ過フィルターに給水する予定でしたが、
水深が浅いためポンプが水中に沈まないことが判明。
しかも、ポンプ開けると油がべっとり。。これ、、駄目な感じちゃう?一応洗浄しておいた。
石まで売ってる始末ですが、石を拾ってくるのは個人的にNGなので買います。
¥398-税別。。洗って水槽に入れます。
底面フィルターの駆動をエアポンプ式に変更する。
カインズホームに走り、買ってきたポンプ
このままでは長いスライドパイプ。
青いエアストーンからエアが出てついでに水も押し上げられる構造で底面から上部へと水流ができる。
これでは水深が必要なのでパイプをカットします。
GONTAYA超音波カッターNH7603で底面フィルターのスライドパイプもカットして低くする
エアポンプを設置
なんとか。。エアと一緒に水が。。チョロチョロこれ以上縮まらない・・
水量を増やして
十分とは言えないが底面フィルター可動しました。
サワガニがやっと新天地へ
2日間ボール生活のサワガニ
ボール生活よりはるかに良い生活になると思います。
投入直後は丘から離れず。。水中に出向かない。。
なんかいい感じ
立ち上げ10日はバクテリアが居ないのですが、この大きさで3匹なので十分です。
餌だけやりすぎなければ大丈夫です。1ヶ月ほどで安定すると思います。それまで生物個体を増やさないことです。
熱帯魚などの場合は最初はパイロットフィッシュとして水質安定まで1匹だけ1ヶ月飼育しましょう。
サワガニ3匹なんて唐揚げにも。。ですが、そこは命の尊さを子供達と共有したいと思います。
今回はインテリア性考えて水槽買いましたが、
衣装ケースなど水の入るものであれば底面フィルターと砂利、ポンプさえあれば低予算で実現します。
次回はSTEP2で外掛式フィルターも追加します。