車両LEDには、ダイオードが100%必須
もくじ
ダイオードとは?
ダイオードにも種類があります。
ここでは整流ダイオードを解説します。
ダイオードは一般道にある一方通行の標識みたいなものであり、ひとたびダイオードを回路に入れると、帯が記載されている方向へしか電気が流れない仕組みです。
すなわち、逆に電気が流れてきた場合、一切遮断されるので、LEDが壊れることはないのです。
頻繁にプラスマイナスが入れ替わっても、人間の目には見えない速度なので、問題なく点灯するのです。
便利なパーツです。
写真は1Aという容量のダイオードです。
通販ページには他の容量のものもございます。
車の電源は直流です
車の電源は、必ずプラスマイナスが決まっています。
・しかし、ひとたびエンジンをかけると、発電機が起動して最大公称14.4Vが発生します。
実際はオルタネーターによる交流発電をします。
なぜ交流かというと、低回転から比較的効率よく発電できるからです。
・交流発電とはプラスマイナスが常に入れ替わる状態で発電されます。
・それを整流してプラスマイナスに分けているのです。
直流なのに何故ダイオード必要なの?
・実際エンジンや、電装品(モーターやリレー)からも様々なノイズが発生しているのです。
・エンジンのプラグ点火に重要なイグニッションコイルなどは12Vから、神通力使って3万ボルト近く発生させます(^^)
・HIDなども2万ボルト、蛍光灯のイカリングというものもインバータで200V以上出します。
・リレーやモーターが動くと逆起電力が発生します。リレーコイルが動くと元電圧の10倍くらい軽く発生します。
・パワーウィンドウやワイパー、自動ドアなどを動かすにはリレーとモーターが必要です。
・逆起電力は瞬間的に発生する大きなサージ電圧を発生させます。
・ブースターケーブルを繋ぐ時のスパークだけで、現代の車両はコンピューターが飛ぶほどです。
・これらのノイズは電子機器にとって、致命傷になります。
・パルスでプラスマイナスが逆に流れたり、誘導されたノイズなどLEDはひとたまりもありません。
場合によっては、エンジン始動後、すぐ切れて、点灯すらせず切れてしまいます。
これを防ぐのがダイオードです。
・原付きバイクのスモールプラスは交流なので、そもそもダイオード無いと、LEDは即切れます。
※ただしサージ電圧には無意味な事が多いです。
理論上直流なのでダイオードは不要です
机上では不要でも、
現場サイドでは、入れないと爆切れまくる事になります。
車の個体差により、切れない場合もあるようですが、
一本数十円のパーツをケチることも無いでしょう。
17年間に及ぶDIY工作現場からの声を聞いていてもダイオードレスは危険すぎます。
理論とかより、実際どうなったか?車両LED回路工作に関しては世界一のサポート実績がありますので。
100%必須と弊社では考えております。
ダイオードを入れないとデメリットだらけ
・このダイオードを入れていない業者さんがどんなに多かった事か。。2005年からメディア発信しているのに、未だに入れなないとだめですか?と電話が鳴ります。。
入れないと。。じゃなくて、必須です(^-^)
・ただし、万能ではございません。粗悪品のHIDや粗悪品の蛍光管、粗悪品のドラレコ、これらがLEDにダメージを与えることは、不思議ですが、あるのです。
・ネットで買った制御ユニットなどを取り付けると、ヘッドライトが点滅したり、方向指示器の点滅速度が変わったり。おばけ現象がよく起こります。
・コンピューターでウィンカー信号を拾う回路を作って、実験ではうまくいきますが、
車両に搭載すると、なんの信号も来ていないのに、入力として認識され、ウィンカーが出たり
普通にします。私が乗ってた歴代のスズキ車は、ウィンカーを出してなくても左側に微弱な信号が来ていました。
ほんと、目に見えないお化けと戦っているようです。
しかし、エンジンを止めると、そのお化け現象はなくなります。
早い話、汚い電気しか流れていないということです。
オーディオの原点は、ピュアな12V電圧です。
カーオーディオで音質を求める事自体が、非常に大掛かりなものなんです。
それを追い求めているのが、アンプの中にある電源回路です。
富士山の清流から、浄水して作るミネラルウォーターと
エンジンが停止している状態
重金属まみれの工場排水から作るミネラルウォーターの違いです。
エンジンがかかってる状態
せめて、ダイオードは入れましょう。