ブレーキで全灯!スモールは外周だけ光るLED回路の作り方

もくじ
LEDテールランプの光分け回路とは?
LEDを使ったテールランプを、スモール点灯時には外周のみほんのり点灯し、ブレーキを踏むと全体が明るく光るように制御する回路を解説します。
今回は、ダイオード3本を使って簡単にブレーキ・スモールでのLED光分けを実現する方法をご紹介します。LEDの配置は以下の通りです。
LEDの配置と構成
- 外周LED:縦4個×横4個のうち、外周部12個(4直列 × 3並列)
- 中央LED:中央に四角く配置された4個(4直列)
外周LEDはスモールとブレーキの両方で点灯し、スモール時は電流制限でほんのり、ブレーキ時は明るく点灯するように設計されています。
中央の4個LEDはブレーキ信号時のみ点灯します。
スイッチ追加による機能変更
今回の回路には、外周LEDのブレーキ入力ラインにスイッチを設けることが可能です。
このスイッチをオフにすると、ブレーキを踏んでも外周LEDはスモール状態のままで点灯し、中央の4個LEDのみがブレーキとして点灯します。
これにより、夜間など周囲の明るさに応じてテールランプの表現を調整することが可能になり、よりスマートな光分け演出が実現できます。
光分け制御のメリット
- スモール点灯時に目立ちすぎず、後続車に優しい光量
- ブレーキ時に一気に全体が明るくなるため視認性が高い
- スイッチによって使い分け可能な柔軟な制御
回路の基本構成
使用部品は以下の通りです。
- LED:16個(外周12個+中央4個)
https://www.gontaya.com/product/536
- ダイオード:3本
https://www.gontaya.com/product/1320
- 電流制限抵抗 LED4個直列用→180Ω : スモール用→300Ω
https://www.gontaya.com/product/18
- スイッチ(外周LED用ブレーキ入力ラインに設置)
https://www.gontaya.com/product/74
トグルスイッチONON1回路配線のしかた超解説図ページは下記にあります。
https://kousakujisaku.com/toggle_switchesonon1/
これらを組み合わせることで、簡単に光分け制御が可能です。
次回は実際に基板で組んで点灯実験!
次回の後編では、この回路を実際にユニバーサル基板に組み、LEDを点灯させる実験を行います。
また、抵抗値の選定やブレーキ時の電圧の扱いについても解説予定ですので、ぜひご覧ください。
動画でもわかりやすく解説中!
今回ご紹介した内容はYouTubeにもアップしています。
記事とあわせて、動画もぜひご覧ください。視覚的に理解が深まります!