LED点灯電池。・エネループとアルカリ乾電池の違い

【徹底比較】エネループ1.2Vと1.5V乾電池でLEDを点灯させる方法
LEDを電池で点灯させる場合、エネループ(ニッケル水素充電池 1.2V)と1.5Vのアルカリ乾電池のどちらを使うのが良いのでしょうか?
この記事では、LEDを確実に点灯させるための電池の本数や、適正な抵抗値を解説します。
【比較表】エネループとアルカリ乾電池の違い
種類 | 公称電圧 | LEDの点灯に必要な本数(白色LED 3V) | メリット |
---|---|---|---|
エネループ(ニッケル水素充電池) | 1.2V | 3本(3.6V)以上 | 充電可能で経済的 |
アルカリ乾電池 | 1.5V | 2本(3V)以上 | 初期電圧が高く、少ない本数で点灯可能 |
LEDを点灯させるための計算(エネループ vs. アルカリ乾電池)
LEDを点灯させるには、LEDの順方向電圧(VF)を超える電圧が必要です。また、適正な抵抗を入れることで電流を20mA(0.02A)に調整します。
【2VのLEDに20mAを流す場合】
- エネループ 2本(2.4V): R = (2.4V – 2V) ÷ 0.02A = 20Ω
- アルカリ乾電池 2本(3V): R = (3V – 2V) ÷ 0.02A = 50Ω
【3VのLEDに20mAを流す場合】
- エネループ 3本(3.6V): R = (3.6V – 3V) ÷ 0.02A = 30Ω
- アルカリ乾電池 2本(3V): R = (3V – 3V) ÷ 0.02A = 1Ω(抵抗なしでも点灯は可)
エネループとアルカリ乾電池、どちらが良い?
- 長期的に使うならエネループ(充電可能で経済的)
- 少ない本数で点灯させるならアルカリ乾電池(初期電圧が高い)
- 電池の電圧はLEDの順方向電圧より1.2V~3V高い方が安定する
【注意】電圧が高すぎると発熱&効率低下のリスク
- 発熱増加: 抵抗が大きくなると、消費電力(P = V × I)が増え、発熱する
- 電池の消耗が早い: 無駄な電力消費が増える
▶ LEDの順方向電圧 + 1.2V~3Vが理想的
【結論】LEDを電池で点灯させる最適な方法
- エネループ(1.2V)は3本(3.6V)以上で白色LEDを点灯可能
- アルカリ乾電池(1.5V)は2本(3V)で白色LEDを点灯可能
- 電源電圧はLEDの順方向電圧 +1.2V~3Vが最適
- 電圧が高すぎると発熱・効率低下のリスクあり
LEDを点灯させる際は、電池の種類に応じた適正な本数と抵抗値を選びましょう!