LED工作の失敗しない「整流ダイオード」の選び方。1A(アンペア)から2Aに変える「分かれ道」はどこ?
工作自作ドットコムをご覧の皆様、こんにちは。管理人のNORIです。
前回の記事では、車のLED工作に「整流ダイオード」が絶対に欠かせないというお話をしました。逆走してくる電気からLEDを守ってくれる、大切な「守護神」でしたね。
今回は、いよいよ実践編です。
自分の作るLEDにぴったりのダイオードをどうやって選ぶのか、誰でもできる計算方法と、私が長年の経験から導き出した「家電よりも長持ちさせるための黄金ルール」を教えます。
もくじ
ステップ1:自分の回路を走る「電気の合計」を計算しよう!
まずは、自分が作ろうとしているライトに、どれくらいの電気が流れるかを知る必要があります。
車のLED工作でよく使う数字は、1列(直列)につき「0.02A(20ミリアンペア)」です。これは、とっても小さな電気の粒です。
例えば、LEDを5個つなげた列を、10列並べた「50発LEDライト」を作るとします。
この時の合計電流は、とっても簡単なかけ算で出せます。
0.02A(1列分) × 10列 = 0.2A
この「0.2A」が、あなたの回路という道路を走る「車の合計数」です。
1A(1アンペア)のダイオードは「1.0まで通れる道」ですから、0.2ならまだまだ余裕たっぷりで通れる、ということになります。

ステップ2:NORIが教える「0.3A」の分かれ道
「じゃあ、0.9Aまでは1Aのダイオードでいいの?」と思うかもしれません。
実は、ここが「長く壊れない作品」にするための大きな分かれ道です。
私が大切にしているルールはこれです。
計算して 0.3A(300ミリアンペア) を超えそうになったら、
迷わず「2A」や「3A」の、もっとパワーに余裕があるダイオードを選ぼう!
なぜでしょうか? 理論上は1Aまで通せても、車の中は夏になると目玉焼きが焼けるほど熱くなります。
ギリギリの道を使っていると、ダイオードが熱に耐えられなくなって、大切なLEDを傷めてしまうことがあるんです。

ステップ3:余裕(マージン)を持つのが「LEDへの優しさ」
「0.3Aを超えたら大きなサイズへ」というルールは、専門用語でいうと「マージン(余裕)を持つ」と言います。
もし計算して「1Aで足りるかな? どうかな?」と迷ったら、必ずワンサイズ大きな容量のものを選んでください。
道が広すぎて困ることは絶対にありません。余裕があるダイオードは、熱を持たず、涼しい顔であなたのLEDをしっかり守り続けてくれます。

あえて手間をかけ、一つ上の安心を選ぶ。これは、LEDを大切に思う「作り手の優しさ」そのものです。この少しの工夫が、ごんた屋のLEDユニットが10年経っても壊れず、家電よりも長生きできる一番の秘密なんですよ。
まとめ:ずっと愛用できる作品を作るために
1. まずは「0.02A × 列数」で計算する!
2. 答えが 0.3A を超えるなら、2A以上の容量が大きいダイオードを使う!
このルールさえ守れば、皆さんが作ったLEDは、過酷な車の中でも元気に光り続けてくれます。
パーツを正しく選んであげることは、皆さんの作品を長生きさせることにつながります。ぜひ、最高の守護神を選んであげてくださいね!
▼ 今回の内容にぴったりのダイオードはこちら
・12V車LED自作用 整流ダイオード 1A(10本入)
・大容量・整流ダイオード 3A
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工作自作ドットコム 代表 NORI