超音波カッターR31GONTA使い方基本編
超音波カッター導入の経緯
本多電子エコーテック社と開発した限りなく業務仕様に近いカッターである。
開発前に別の企業にも打診したのだが、NORIの要望を伝えた1台の見積もりが、300万程度だったので断念。おおよそ業務用というのは30万前後であり、今も使用はしているのですが、当時スズキのカッターは33万円で購入しました。
一番気にしたのは刃先が長いことである。単純に長くするだけだと、動かした瞬間刃が木っ端微塵に砕け散ります。なぜなら波長が合わないからです。それと薄い刃も要望であった、分厚い刃だと切り口の溶けが大きくなるからだ。
さらに価格を5万以下にしたい!そんな要望を全て入れ込んだのがこのR31GONTA超音波カッターである。
本多電子社の標準刃 写真上 デザインナイフの刃
R31GONTAの標準刃 写真下 HKSロングブレード
短い刃だと厚みのあるテールランプやアクリル樹脂、ABSなどを綺麗に切れず、結局刃じゃない部分で切ってしまい、対象物を壊してしまいます。
ロングブレードの威力
一方波長をロングブレードにも合うように調整されたNH7603及びR31GONTA(旧モデル)は数ミリの厚さは平気で切断します。
DVD切断機では無いですが、このビジュアルが一番衝撃的だと思います。
自由に刃の方向を変えて切断できます。
この様に、刃渡りも十分です。
ほぼなんのストレスもなく切断できます。
初めて使った時は本当に驚きでした。
本体を長持ちさせるか壊すかはイモネジの締め付けトルクに依存する。
刃を交換します。付属のL型レンチ短い方をさし緩めます。
溶着刃https://www.gontaya.com/product/1367を装着します。
短い方でぐっと思いっきり締めます。
オプションの専用レンチが使いやすいです。
一番は、このトルクレンチです。適正トルクで締まってくれるので、イモネジ締め付け不足トラブルは皆無です。
進めていくだけで接着ができます。
刃の交換方法
まずイモネジを緩めます
刃固定具ごと刃を取り出す。
再度刃固定具をホーンに差し込みます。
そして替える刃を挿入します。
刃固定具のイモネジ受け皿とホーンのイモネジ部分を合わせます。
そしてイモネジを挿入
L型レンチ 長い方でイモネジを手で目一杯締め付けます。
これでは適正トルクでは締まっていません。
このまま使うと数分で電源が落ちてしまいます。時には基板破損になります。※保証対象外
次に短い方で約10°ほどまし締めします。それが適正トルクの0.6ニュートンです。
他の物も切ってみよう
カッターマットは超音波で切れにくい専用品を使いましょう。
厚紙や革製品などはなぞるだけで切れます。切断面もツルツルで綺麗です。
テールランプを切開してレンズを開けよう。
この様に綺麗にレンズ分解が可能です。
本体ロングブレード装着済み価格¥42600−
※2020年11月発売の新型GONTAYA超音波カッターNH7603にモデルチェンジしております。
切断面です。綺麗に切るには、やはり経験とコツが必要です。
小物は専用カッターマットの上で切ってください。
簡単に切断できます。
一般のカッターマットは貫通してしまい、机も切ってしまいます。
ご注意ください。
こちらから購入可能です。R31GONTA超音波カッター