ボタン電池用スイッチ付き小型電池ボックスにリード線をはんだ付けする方法

スイッチ付き電池ボックスにリード線をはんだ付けする方法【初心者向け】
今回は、LR44ボタン電池を3個使うタイプのスイッチ付き電池ボックスに、リード線をはんだ付けして使えるようにする方法をご紹介します。
実際の作業を初心者向けに解説したYouTube動画もあわせて公開しましたので、合わせてご覧ください。
スイッチ付きなのにそのままでは使えない?
この電池ボックスには最初からスイッチがついていますが、中身の配線がされていないため、通電しません。
つまり、スイッチを活かしてON/OFFできるようにするには、自分でリード線を用意し、内部の金具にはんだ付けする必要があります。
用意するもの
- スイッチ付き電池ボックス(LR44×3用/4.5V出力)
- https://www.gontaya.com/product/1433
- リード線(赤・黒などの識別しやすいもの)
- https://www.gontaya.com/product/80
- はんだごて(30W程度)
- https://www.gontaya.com/product/96
- はんだ(共晶タイプ)
- https://www.gontaya.com/product/98
- 第三の手、(あれば作業が楽)
- https://www.gontaya.com/product/177
作業手順
- 電池ボックスのフタを開け、中の構造を確認します。
- スイッチに繋がる端子と電池のプラス・マイナス端子の位置を把握します。
- 必要な長さに切ったリード線の被覆を3mmほど剥き、先端をはんだメッキ(予備はんだ)します。
- 金具にこて先を当ててしっかり温めてから、はんだを流し込みます。
- そこにリード線を当て、しっかりと固定されるように数秒間加熱して接合します。
- 冷めるまで動かさず、しっかり固まったら完了です。
※はんだは「溶かして乗せる」のではなく、「金属と一緒に温めてから流し込む」が基本です。
作業時のポイント
- 金具が小さいため、こて先をしっかりと狙って当てることが大切です。
- 加熱しすぎると樹脂部分が溶けてしまうので、短時間で一気に済ませましょう。
- はんだ付け前に端子の汚れを取っておくと、はんだの乗りがよくなります。
通電確認と動作チェック
リード線の反対側にLEDなどをつないで電池をセットし、スイッチをONにして通電すれば成功です。
逆に通電しない場合は、はんだの接触不良や断線がないか確認してください。
まとめ
電池ボックスは買ったままでは使えないものもありますが、自分ではんだ付けをして配線すれば、しっかりと使えるパーツに生まれ変わります。
電子工作初心者の方も、今回の動画やこの記事を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。
はんだの力加減やこての当て方など、実演している動画はこちらからご覧いただけます。
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